世界の新型コロナウイルスの感染者が100万人を超えた中、これまで模範的な対応が評価されてきたドイツで、
感染者と死者の数が大幅に増え、「欧州の最後の砦」まで崩壊したと懸念されている。英国とフランスも感染拡大が加速化している。

ワールドメーターやドイツ保健当局によると、
3日のドイツの累計感染者数は8万4794人で前日より5811人増加し、
中国(8万1620人)を超えて世界で4番目に感染者が多い国になった。
累計死者数も990人に達し、1週間前に0.5%だった致死率が1.2%に上昇した。

ドイツの致死率の上昇は予想された結果という分析が出ている。ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)の調査の結果、
感染拡大初期のドイツの感染者の平均年齢は40代後半で、高齢者の感染者が多いイタリアやスペインなどに比べて15歳以上若かった。
序盤の感染者は、2月にイタリアやオーストリア旅行をした若年層が主軸だったことによる。

しかし、ドイツも65歳以上の人口比率が全体の21%にのぼる超高齢社会だ。
ドイツ中部都市ヴォルフスブルク内のある療養院で先月30日、高齢者79人の感染が確認され、17人が死亡するなど、
主要感染者が高齢層に移動し、コロナ事態を抑制するには他の欧州国のように限界に達したと、現地メディアは伝えた。

ドイツ復興金融公庫は同日、「今年の4〜6月期のドイツの国内総生産(GDP)が前年同期比10〜15%減少する」と見通したと、
とロイター通信が伝えた。

http://www.donga.com/jp/List/article/all/20200404/2029379/1/%E5%84%AA%E7%AD%89%E7%94%9F%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E8%80%85%E3%81%8C%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%9F%E3%80%81%E3%80%8C%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E3%81%AE%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%A0%A6%E3%80%8D%E5%B4%A9%E5%A3%8A