日本維新の会の谷畑孝衆院議員(73・比例近畿ブロック)が1日、大島衆院議長宛てに辞職願を提出した。2日の本会議で辞職が許可される見通し。

これに伴い、次点だった新人の美延映夫氏(58)が繰り上げ当選となる。

谷畑議員の事務所によると、辞職の理由は「病気」で病名は公表していない。1年以上入院していて、現在も入院中だという。昨年1月の通常国会以降、現在まで1年以上、一度も登院していなかった。

1年間の議員歳費は期末手当を含めると約2200万円。これに文書交通費が1年分で1200万円支給される。政策秘書と公設第1秘書は経験の浅い人でも年収800万円前後、公設第2秘書は600万円前後だという。1年間、一度も登院しなかった谷畑議員のために、少なくとも5000万円以上の税金が使われたことになる。

維新は「身を切る改革」がウリなのに、辞職の判断が遅すぎたのではないか。

公開日:2020/04/02 14:50 更新日:2020/04/02 14:50
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