南極・昭和基地に観測隊員や物資を運んだ観測船「しらせ」が6日、母港の横須賀港(神奈川県横須賀市)に到着した。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、乗組員の家族による出迎えや音楽隊の演奏はなく、例年と異なるひっそりとした帰国となった。

甲板上で行われた帰国行事も、参加者のほぼ全員がマスク姿。しらせを運航する海上自衛隊の山村浩海上幕僚長は整列した竹内周作艦長らを前に「厳しい自然環境の下、輸送や観測支援などの業務を見事に完遂した」と労をねぎらった。

しらせが日本に戻るのは、昨年11月12日の出発以来約5カ月ぶり。

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