日銀の黒田総裁は9日、全国の支店長が参加する会議であいさつし、景気の現状について「新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済は強い不透明感に覆われている。日本経済にも輸出・生産やインバウンド需要、個人消費の落ち込みなどを通じて、深刻な影響を及ぼしている。収束時期には不透明感が強く経済の先行きは不確実性が極めて高い」と述べ、厳しい認識を示しました。そのうえで感染拡大の影響を注視し「必要があれば、ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と述べました。

2020年4月9日 10時13分
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