広島県沖の瀬戸内海で2019年6月、海上自衛隊の掃海艇「のとじま」(510トン)と北九州市の海運会社の貨物船(699トン)が衝突した事故で、尾道区検は8日、のとじま側の見張りが不十分だったとして当直士官だった谷口竜2等海尉(42)を業務上過失往来危険の罪で略式起訴した。
尾道簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出し、谷口2尉は即日納付した。

業務上過失往来危険容疑で谷口2尉とともに書類送検された当時艇長の男性1尉(33)は広島地検尾道支部が8日、不起訴処分とした。
同支部は「情状全般を考慮した」としている。

掃海艇「のとじま」
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