群馬県内の警察署に勤務していた20歳代の男性巡査と30歳代の男性巡査部長が、県警の女性職員にセクハラ行為をしたとして、巡査が停職3か月、巡査部長が停職1か月の懲戒処分を受けていたことが9日、県警への取材でわかった。処分は3月13日付。巡査は同日に依願退職した。

県警によると、巡査は昨年11月28日の職務時間外に、女性職員の体を触るなどした。巡査部長はその場にいたにもかかわらず巡査の行為を止めず、1月19日には自分も職務時間外に女性職員の体を触るなどのセクハラ行為をしたという。

県警は処分を発表せず、具体的な状況や発覚経緯を明らかにしていない。その理由を「職場内の事案で被害者の特定につながりやすいうえ、セクハラ被害で女性が精神的にダメージを受けていることを考慮した」と説明している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200410-OYT1T50214/