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2020年4月10日 23時34分

松坂屋名古屋店と豊田店が11日から休業へ 短縮営業や休業相次ぐ
 愛知県が新型コロナウイルスの感染拡大で独自の緊急事態宣言を発令したのを受け、県内に店舗を構える百貨店各社は10日、食料品売り場を除いて臨時休業すると相次ぎ発表した。松坂屋名古屋店(名古屋市)と豊田店(豊田市)、近鉄パッセ(名古屋市)は11日から、ジェイアール名古屋高島屋(同)、名鉄百貨店本店(同)と一宮店(一宮市)は12日から踏み切る。

 感染拡大防止のため、日常生活に欠かせない食料品に限定する形とした。営業時間は名鉄の2店が午前10時〜午後7時で、他の4店は午後6時まで。名古屋三越(名古屋市)はこの日、結論を持ち越した。名古屋パルコ(同)も11日から全館休業する。

 ホテル業界では、名古屋・名駅に直結する「名古屋JRゲートタワーホテル」の運営会社が13日から5月31日まで休業すると発表。期間中の予約客には「名古屋マリオットアソシアホテル」を代替として利用してもらい、運営を集約する。

 外食では、木曽路(名古屋市)が11日から、中部地方で1店を休業、残る30店の営業時間を午後9時までに夜間を短縮するほか、居酒屋の「素材屋」で夜の営業を自粛し、ランチのみの営業とする。

 一方、スーパーは一部店舗で時間を短縮する動きはあるが、営業は継続する。

 中部経済連合会の豊田鐵郎会長は、県の宣言を支持する一方で「経済への打撃は相当なもの。企業の事業活動と雇用の維持安定に向け、緊急経済対策が1日も早く実行されることを強く求める」と訴えた。

(中日新聞)