河野太郎防衛相は10日の記者会見で、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)のうち、2019年度は中国機への発進が7割を占めたことに関し、「全世界が新型コロナウイルスとの戦いの中、連携して抑え込もうという時に、極めて遺憾だ」と批判した。

河野氏は、これまで一定期間ごとにまとめて発表していたスクランブルについて、発生後速やかにツイッターで公表するよう省内に指示。

「対領空侵犯措置や沖縄県・尖閣諸島周辺の領海・接続水域への侵入について、国民に認識を深めてほしい」と語り、海上保安庁とも発信強化に向けて協議する考えを示した。 

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