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2020/04/12(日) 16:13:45.15ID:ZCF5x5zM9BCGは本来、腕に塗ったBCG溶液のうち、細い針でわずかな量だけ体内に入れる。説明文書には「絶対に注射してはならない」と記載されている。同省によると、4月初め、BCG溶液を成人に全量注射し、間もなく発熱などがあり救急外来を受診したという。もともとBCGを扱っていない医療機関だったため、誤った可能性がある。
出荷量3倍に「乳児接種に懸念」
BCGは、新型コロナウイルスにも有効だとする説が浮上し、海外でも研究が始まっている。製薬会社「日本ビーシージー製造」によると、3月末に出荷量が通常の3倍に急増した。乳児の分を確保するため、現在は出荷を抑えているという。国内メーカーは同社だけで、出生数を基に8カ月以上かけて製造するため、急な需要の増加には対応できない。
東京都内の医療機関では入荷できない状態が生じていて、開業医らでつくる東京保険医協会は9日、「乳児への定期接種ができなくなる」との懸念を同省に伝えた。
大人への接種については、日本小児科学会が「(安全面の)知見は十分ではない。すでに免疫がある場合、副反応が出る可能性がある」との見解を示し、注意を呼び掛けている。【熊谷豪】
毎日新聞2020年4月10日 20時45分(最終更新 4月11日 12時22分)
https://mainichi.jp/articles/20200410/k00/00m/040/275000c