ヨーロッパ各国で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ドイツは死亡率を低く抑えている。

ドイツで医療活動にあたる日本人医師に話を聞いた。

ドイツ最先端の循環器系病院「ドイツ心臓センター」の小野正道教授は、小児心臓外科医として、多くの手術を行ってきた。

ドイツ心臓センター・小野正道教授は、「3月末くらいに、うちの病院にもコロナ専用病棟ができて。うちは心臓が専門のセンターなので、これはかなり特殊な措置」と話した。

感染患者の死亡率は、イタリアの12.7%に対し、ドイツは2.3%で、その理由について、小野教授は、まだ国内で感染が確認されない1月上旬の時点で動き始めたドイツ政府の初動の早さを挙げた。

ドイツ心臓センター・小野教授は、「国が助成金を出し、ICU(集中治療室)の病床を増やしたり、人工呼吸器の確保をしたり、かなり早い段階で、パンデミック(世界的大流行)を予想して対応を行ってきた」と話した。

FNN 2020年4月13日 月曜 午後12:36
https://www.fnn.jp/articles/-/31717