わたしたちができること
ルイ・ヴィトンは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本社のあるパリ ポン・ヌフ通りのプレタポルテのアトリエにて医療用ガウン(防護服)の製作を4月10日(現地時間)より開始した。

20名の職人がボランティアで参加し、AP-HP(パリおよびパリ近郊で運営されている公立医療センター)公認の生地とパターンを使い、ガウンを作っている。毎晩、完成したガウンはポン・ヌフ通りから出荷され、市内および近郊にある6つの病院(註1)に届けられる。

生地の裁断はすべてアトリエで行われていたが、今週から在宅勤務のルイ・ヴィトンのパターンカッターがボランティアとして加わり、同時進行で作業を行う。さらに4月14日からは、自動裁断機を持つパリのパターンカッターも協力する予定だ。

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アトリエを視察したルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEOのマイケル・バークは「私たちにできる方法で医療従事者を支えられることを誇りに思います。これまでのノウハウを駆使して、医療スタッフ用ガウンを製作し、AP-HPに貢献したいと考えています。この市民活動に自らの意志で参加してくれたアトリエの職人の皆さんに感謝します。病院で治療に取り組んでくださっている医療関係者の方々にガウンを届けるため、勇気をもって協力を申し出てくれたのです」と述べている。

2020年4月13日
https://www.gqjapan.jp/fashion/article/20200413-louis-vuitton-news
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