患者への面会から院内感染か 京都・堀川病院の9人感染

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、堀川病院(京都市上京区)の患者や職員ら計9人の感染が12日までに確認された。
 うち1人は11日に亡くなった。
 京都市は、患者への面会を発端に院内感染が広がった可能性があるとみて調べている。

 市によると、ある60代女性が3月31日、病院の入院患者に面会した。
 女性はその4日前、倦怠(けんたい)感や味覚・嗅覚(きゅうかく)障害などがあった。 
 面会後の4月12日、検査の結果、陽性だと分かった。

 この女性が面会した入院患者は、4人部屋にいた。
 この病室で入院していた70〜90代の女性患者4人は10〜12日、いずれも陽性と判明。
 うち70代女性は11日、新型コロナウイルス感染症に伴う急性呼吸不全で亡くなった。
 また、それぞれ別の病室で入院していた70代と80代の女性2人も、感染が確認された。

 病院によると、感染が確認された患者6人は、いずれも急性期治療の後に療養する地域包括ケア病棟に入院していた。
 6人の患者らを担当していた看護師の30代女性と、この病棟で勤務する看護助手の40代男性も陽性だと分かった。

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朝日新聞DIGITAL 2020年4月14日 11時31分
https://www.asahi.com/articles/ASN4F7K0VN4FPLZB00J.html