WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスの感染者が回復した後に体内に免疫を持つことができるかどうかは今の段階では分かっていないという見解を示しました。

WHOの感染症の専門家・ファンケルクホーフェ氏は13日の記者会見で、抗体に関するデータはまだ限られていて十分にないと述べました。
中国での研究を紹介し、そこでは高い抗体反応を示した患者と反応がなかった患者の両方が存在したということです。
現状では多くの情報が混在していて判断は難しく、進行中の研究結果に期待すると述べました。

一方、WHOのテドロス事務局長は、新型コロナウイルスの致死性が2009年に流行した新型インフルエンザの10倍あると指摘しました。
特に高齢者施設などでの感染拡大に注意を呼び掛けています。
また、感染が広がる拡大期に比べて終息に向けた縮小期はペースが緩やかになると強調し、感染がピークに達した後の様々な制限の解除については慎重に行うべきだという考えを示しました。

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