16日発表の新規失業保険申請件数は550万件前後の見通し
先週までの4週間で米労働人口の約8分の1が失業申請か

最悪の場合のシナリオとして示されていた米失業率20%が現実味を帯びつつある。一部のエコノミストは、月内にも大幅に上昇して20%に達するとみており、20%を超えて進む恐れもある。

  16日に発表される先週の新規失業保険申請件数は550万件前後と見込まれており、先週までの4週間の合計は約2200万件を超えて米労働人口の約8分の1に達し、直近のリセッション(景気後退)以降の増加分が失われる見通しだ。

  さらに同件数は今後も数週間、数百万件にとどまると見込まれており、当初の予想以上に深刻なリセッションとなり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が収まった後でもさらに困難な景気回復に直面するとみられる。

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2020年4月15日 8:07 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-14/Q8SQVQT1UM0Y01