Jフロントリテイリングなど大手百貨店3社がまとめた4月1〜14日の売上高(速報、既存店ベース)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて前年同期から軒並み6割を超す減少になった。緊急事態宣言を受けた店舗の臨時休業で、4割前後の落ち込みだった3月から悪化幅が拡大している。

 大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントは68%減。リーマン・ショック後の2009年5月の16・7%減、11年3月の東日本大震災時の11・0%減と比べても「まさに未曽有の状況。とにかく今は感染拡大に努めたい」と広報担当者は話す。

 三越伊勢丹ホールディングスは68・8%減、高島屋は62・8%減だった。(佐藤亜季)

2020年4月15日 18時07
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