ユニークなネーミングで注目を集めた銚子電鉄(銚子市)が販売する菓子「まずい棒」が、新型コロナウイルスと昨秋の風水害の影響で大量の在庫を抱え苦慮している。
そこで、オンラインショップで特価販売を開始、会員制交流サイト(SNS)などで呼び掛けたところ、1日足らずで約400袋が売れる人気ぶりに。竹本勝紀社長は「世の中が大変な時期に抵抗があったが、大変ありがたい」と支援に感謝している。

同社の厳しい経営状況を逆手に取って名付けた「まずい棒」は2018年8月の販売開始から10カ月ほどで100万本を売り上げた。赤字削減に大きく貢献したが、風水害と新型コロナの影響で観光客が減少すると売上げも伸び悩み。

賞味期限が迫る中、抱えた在庫は1700袋。“救世主”が一転、足を引っ張りかねない事態に同社は14日夜、オンラインショップで通常15本入り648円のところを500円の特価販売を開始(いずれも税込み)。

同時に、SNSやホームページで「本当にまずい」と窮状を訴えるとSNSで購入を呼び掛ける情報が拡散し、15日昼ごろまでに約400袋が売れた。特価販売したのは、ぬれ煎餅味、コーンポタージュ味など。
現在はチーズ味を中心に在庫があるという。

「鉄道存続のため何としてもこの苦境を脱しなければならない」と竹本社長。オンラインショップでは他にもぬれ煎餅やバナナカステラなども取り扱っており、
「(外出自粛で)缶詰状態になっている人々に、缶詰などの商品に目を向けてもらいたい」などと期待を込めた。

同社は昨秋の台風15号で、ぬれ煎餅の生産工場が一部破損したほか、新型コロナの感染拡大を踏まえ利用客や職員の安全確保を図るため今月11日から上下計14本を運休している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010006-chibatopi-l12
4/16(木) 12:37配信

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