道内では17日、新型コロナウイルスに感染した2人が死亡し、33人が新たに感染したことが確認されました。
1日としては初めて30人を超え、最も多い人数です。

道によりますと、新型コロナウイルスに感染したいずれも石狩地方の▼80代の男性と、▼年齢非公表の男性の2人が死亡したということです。
これで道内で死亡した感染者は16人となりました。

新たに感染が確認されたのは、▼札幌市で20人、▼小樽市で1人、▼石狩地方で3人、▼北広島市で1人、▼千歳市で2人、▼空知地方で2人、▼上川地方で1人、▼オホーツク海側で2人、▼宗谷地方で1人の、合わせて33人です。
1日としては初めて30人を超え、最も多い人数です。
これで道内の感染者はのべ369人、治療を終えた人は177人になりました。
宗谷地方の人の感染が確認されたのは初めてで、これで道内すべての振興局管内で感染者が確認されたことになります。

札幌市によりますと、白石区にある北海道がんセンターの60代から80代の患者6人と、看護師2人の感染が確認されたということです。
これでこの病院での院内感染者は12人になりました。
また、白石区の札幌呼吸器科病院でも、新たに4人の入院患者の感染が確認され、この病院に関連した感染者は30人を超えました。
また、道保健福祉部の廣島孝技監は記者会見で「今回、道内の感染確認が初めて30人を超えたが、1つの理由はクラスターが相次いでいることなので、クラスターをしっかりつぶしていくことが必要だ。もともとの原因は市中感染だと考えられるので、道民に外出を控えてもらうことをお願いしなくては感染を抑えられない」と述べました。

04月17日 16時35分
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200417/7000020275.html
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