大田市特産の「三瓶そば」が全国各地の特産品を国が地域ブランドとして登録する地理的表示保護制度に新たに選ばれました。
県内の特産品の登録は今回で2件目です。

地理的表示保護制度は、国が各地の特産品を地域ブランドとして登録し保護するもので、今回、大田市の「三瓶そば」が新たに選ばれました。
「三瓶そば」は、三瓶山のふもとの1日の寒暖差が大きい自然条件を生かして、江戸時代から栽培されてきた在来種のそばです。

粉に粘り気があり、深みのある濃い味が特徴で、現地のそば店だけでなく県内外の製粉業者などにも流通しています。
おととし、生産者などで作る団体が申請し、その後、農林水産省が現地で生産工程を確認したり、学識経験者から意見を聞いたりして検討した結果、保護に値するとして登録が決まりました。

県内では、去年12月の松江市東出雲町の干し柿に続く2件目の登録で、今後、認定マークを表示することができるようになります。
三瓶そば振興協議会では、「今回の登録は伝統と品質の高さが認められたということで、とても嬉しく思う。今後、三瓶そばの生産拡大につとめていきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20200415/4030005114.html