新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっている岐阜県内のすべての県立高校などで、4月20日から順次、授業をライブ配信する「オンライン授業」が始まるのを前に、大垣市の県立高校で、授業の試験配信が行われました。
「オンライン授業」は、岐阜県内の高校や特別支援学校などすべての県立学校で行われる予定で、4月20日以降の開始を前に7日、大垣市の大垣北高校では、約300人の2年生に向けて数学などの授業を試験配信しました。

数学の授業では、教員が2次関数の問題の解き方を教える様子をカメラで撮影し、ライブ配信の映像や音声が自宅にいる生徒たちにきちんと届いているか、ほかの教員たちがタブレット端末で確認していました。
授業のあと、動画や音声の質などを尋ねるアンケートを行い、今後、「オンライン授業」の内容を向上させることにしています。

ネット環境がないなど、授業を見られない生徒については、動画を保存したDVDを貸し出すなどして、全員が休校期間中に動画を見られるようにするということです。
授業をした松野智博教諭は「生徒たちの理解度をその場で確かめられないので授業の効率が劣ると思った。試行錯誤しながらオンライン授業に慣れていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20200417/3080003649.html
※ソースに動画があります