新型コロナウイルスの感染拡大を受け緊急事態宣言が全国に拡大した中、不要不急の外出を控える自粛要請の対象になっていないスーパーや商店街、海岸などに人が集まる現象が起きている。ドライブがてら家族連れで訪れる人も多く、新たな「3密」になりかねないとして、人数制限や駐車場の制限などの対応も取られ始めた。

 ■スーパー

 《週末はスーパーの混雑が予想されます。「不要不急」には当たらないとされていますが、家族総出で行く「要」や「急」は、あるでしょうか。スーパーは遊び場、レジャーランドではありません》

 今月10日、全国スーパーマーケット協会が呼びかけたツイッターだ。「週末を中心に家族連れが多く、全員でレジに並んで会話をしているので、従業員が不安に感じている」。スーパーの従業員からそうした声が寄せられているという。

 自粛要請の対象になっていないスーパーでは、緊急事態宣言後も多くの人が訪れ、「3密」状態ができるおそれがある。スーパーでは、客へのマスク着用の徹底やレジに並ぶ際に間隔をあけるよう促したり、レジ前に透明のビニールを設置し、客と従業員の間を仕切るなど工夫を凝らす。

 一方、客側も小さい子供を1人で留守番させられないなどの事情もある。1歳の息子がいる都内の会社員女性(35)は「子供が小さく置いていくことはできない。夫も在宅勤務なので家族で行くことはあるが、混雑する時間帯を避けたり気を付けている」と話した。

 全国スーパーマーケット協会の広報担当者はそうした事情を踏まえた上で「買うものを決め短時間で済ませるようにしたり、レジに並ぶときは少人数に絞ってもらうなど感染リスクを減らす配慮をお願いしたい」と呼びかける。

 ■商店街

 東京都の小池百合子知事は15日の記者会見で、「繁華街への人出というのは随分抑えられてきた。一方で、地元のスーパー、商店街は人であふれかえっているという状況」と指摘した。各地の商店街によると、客足自体は通常に比べ大幅に減っているが、週末など一時的に人が増えるケースもあるという。

 雨に見舞われた18日、JR中野駅北口の商店街「中野サンモール商店街」はアーケードもあり買い物客や通行人が集まっていた。眼鏡店「マリコ眼鏡店」の店長、鞠子潔さん(57)は「渋谷など人が激減している場所と比べると多いと感じるが、通常の5〜6割ほど」と話す。

 品川区の「武蔵小山商店街パルム」振興組合事務局によると、客足は通常の5〜7割まで減っているが、「薬局やスーパーなど部分的に混雑してしまう場所もある」。感染防止のため、アーケードの屋根を1日2回、開放して換気している。

 ■海岸

 利用制限に踏み切る動きも。神奈川県横須賀市や葉山町などは、海岸部を中心に車で訪れる観光客らが相次いでいるとして、市営や町営の駐車場の利用を制限する措置を取った。県内外から観光客が大勢訪れることで「新型コロナウイルス感染が拡大しないか不安だ」との相談が葉山町にあり、同町が近隣3市に提案した。

 鎌倉市でも、海岸沿いの道路で県外ナンバーの車が目立ち、渋滞や路上駐車が発生。市内への来訪を自粛するよう呼び掛けた。市内のある飲食店の入り口には観光客の入店を断る張り紙も。男性店主によると、約1週間前にマスクをしていない観光客のカップルが来店。マスクの着用を促しても「感染は収束に向かっていると聞いた」などと言って従わなかったという。

4/18(土) 18:58配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200418-00000534-san-hlth
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20200418-00000534-san-000-view.jpg

★1が立った時間 2020/04/18(土) 19:55:08.76
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