0001暇人倶楽部 ★
2020/04/19(日) 16:31:27.97ID:/zlHyN2w9迷信深いインドネシアのジャワ島では、伝説の幽霊「ポコン(Pocong)」に扮装した若者が住民らを怖がらせ、外出を留まらせているという。『The Jakarta Post』などが伝えている。
コロナ対策が遅い政府に、地域住民らが危機管理対策を実施
現時点でインドネシアは、中国に次いでアジアでは2番目に新型コロナウイルス感染による死者が多い国となっている。
しかし、ジョコ・ウィドド大統領を含む国の指導者たちは、パンデミックへの反応が遅く、首都ジャカルタでは2週間のオフィス閉鎖や5人以上の集会が禁じられたものの、住民らに外出自粛を命じてはいなかった。
そのため、外出する人の数があまり減っていないことから、中部ジャワ州スコハルジョ県ケプー村では、地域住民自らが危機管理を行うことにしたようだ。
それは、伝説の幽霊「ポコン」を出動させ、人々に外出自粛を促すというものだった。
白装束の幽霊姿でボランティアたちがパトロール
「ポコン」とは、ジャワ島に古くから伝わる死者の魂を表す幽霊で、墓場から飛び出すように出没し、頭と足の先を縛った姿で飛び跳ねながら移動するのが特徴のようだ。
迷信を信じる地元の人々はこのポコンを非常に恐れているため、今回地元警察と協力したボランティアの若者たちが、遺体を埋葬する時と同じように白い布に全身を包み、顔は幽霊に見えるように青白いメイクを施してポコンに扮装。外出する人々らを驚かせ、自宅に留まるように促す作戦を実施した。
最初は、突然地域に出現したポコンに驚いた人々だったが、ボランティアの演出と知ると、逆に「生きたポコン」を見たさに外に出てくる人が増えてしまった。
そこで、2〜3日に1度の奇襲作戦に切り替えたところ、これがなかなかの効果を上げ、現在では、大人も子供も外出が激減し、通りに集まって話をする人もいなくなったという。
ポコンは、インドネシアでは恐れられている伝説の幽霊です。それを違った形で利用し、住民らに外出を抑制するという効果を生み出したかったのです。(ボランティア主催者)
なおインドネシアでは、現時点ではロックダウン(封鎖)措置を取っておらず、政府は住民らに社会的距離の実行と良好な衛生管理を保つよう促している。
https://youtu.be/dKtS7nIQ9jM
https://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/4/f44b48ba.jpg
http://karapaia.com/archives/52289981.html