4/19(日) 11:00配信
伊勢新聞

 【伊勢】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い衛生生活用品の需要が高まっていることを受け、伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市二見町江)は館内除菌などに使用している消毒液の弱酸性次亜塩素酸水の製造販売を始めた。当面、個人への販売はせず、医療や福祉施設、飲食店など企業への販売をしていくとしている。

 次亜塩素酸水は塩酸や食塩水を電解することで生成される水溶液で、厚労省により殺菌効果のある食品添加物として認められている。塩素ガスの発生がなく、直接肌に触れても人体に影響を及ぼすことがないとして、同館では平成17年に精製機を導入し、水族館内の除菌や消臭に使用してきた。

 同館では1日約200リットルの消毒液を使用。精製機からは1日最大約7トンの消毒液を精製することができることから、使用した余剰分を10リットル単位で販売する。

 同館広報担当の岩山慎さん(36)は「コロナの影響で消毒液が不足する市内事業者を優先に提供していきたい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/814c1532258dcdacda646c861187034a52244662