新型コロナウイルス感染症の拡大で、19日に3000人を超えて3082人となった東京都内の感染確認者について
本紙が分析したところ、年代別で20〜50代が7割の約2170人を占め、
そのうち40〜60代では男性が女性の2倍以上の人数となっていることが分かった。

都が発表している感染確認者の速報値を本紙が集計し、分析。

感染者が200人以上の20〜60代でみると、20代は男女別でほぼ半々なのに対し、
30代は男性が約6割、40〜60代は男性が7割前後に達した。

最も男性比率が高かったのは40代の73%。全体では男性が6割強、女性が4割弱となっている。

都関係者によると、最近の傾向で、夜の繁華街が感染経路とみられる事例が全体の10〜15%に達し、比較的男性が多いという。
今月7日の緊急事態宣言以降、外出自粛要請が強化され、飲食業や小売業の施設・店舗への休業要請も本格化している。

都の担当者は「医療機関の集団感染もあり評価は難しいが、自粛効果がどう現れるか注視したい」としている。

一方、死亡者計71人のうち、年代が公表されていない10人を除く61人は50代以上だった。
70代以上が48人と7割近くに達している。

年代非公表の人を含めてほとんどは高齢者といい、年齢が高いほどリスクが高いことを裏付けた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042002000209.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/images/PK2020042002100172_size0.jpg