※統一まで100年

2020年4月21日、韓国・ニュース1は、日本政府が昨年7月に対韓国輸出規制を強化した半導体製造用のフォトレジストについて「今年に入って輸入が20%以上増加し、正常な水準に回復した」と伝えた。

記事によると、今年1〜3月期の韓国のフォトレジストの輸入額は約8684万ドル(約93億円)で、前年同期比31.3%増加した。

地域別では日本が約7780万ドルで、全体の89.6%を占めた。日本からの輸入は前年同期より27%、前四半期より53.2%増加。重量を比較しても前年同期比27.4%増加したという。

これについて記事は「昨年末の日韓首脳会談を前に日本政府が規制措置を一部緩和した影響とみられる」と指摘。ある業界関係者は「安倍政権も韓国企業と頻繁に取引する日本企業の実績悪化を懸念していたのだろう」と話したという。

ただ、日本政府がフォトレジストと共に規制を強化した半導体製造用フッ化水素の日本からの輸入は、今年も大きく減少した。日本からの直接輸入が制限された状況の中、韓国企業は中国からの迂回(うかい)ルートで輸入しているという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「素材の国産化はいつ?」「結局は日本に頼るのか」「輸入しないで自分たちで技術を開発しよう」「韓国は素材の国産化、脱日本に成功したと報道されていたのに、うそだったのか?」「中国から輸入する方法で日本産を使っていたの?」など不満の声が上がっている。
その他「日本製品不買運動を続けるべき」「日本を信じてはいけない。またいつ規制を強化するか分からない」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

https://www.recordchina.co.jp/b799928-s0-c10-d0058.html
Record China 2020年4月21日 16:20