【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は22日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症対応に追われる各国の状況を利用し、中国が近隣国・地域に「挑発的行動を続けている」として批判した。台湾への軍事的圧力や軍事拠点化を進める南シナ海での動向を挙げ「中国による弱い者いじめに強く反対する」と対抗姿勢を示した。

 中国が新型コロナに関し「感染発生を世界保健機関(WHO)に迅速に報告しなかった」と重ねて批判し、加盟国の義務を果たしていないと強調。ポンペオ氏は「台湾に軍事的圧力をかけ、南シナ海の近隣諸国を抑圧し(4月上旬に中国海警局の船が)ベトナムの船を沈めた」と指摘した。

2020/4/23 09:35 (JST)
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