パチンコ店 なぜ営業を続けるか


休業の要請が出ている中、一部では営業が続けられているパチンコ店。
関係者によりますと店側にもやむをえない事情があるといいます。

パチンコ店の中には建物を借りて営業しているところもあり、高いところでは毎月数百万円の家賃を払っているといいます。

東京都の場合、休業に対する協力金は最大で100万円ですが、店の家賃や従業員の給料、
そのほかの経費を考えると店を休業した場合大きな赤字になってしまうということです。

現在も営業を続けている、都内のパチンコ店の幹部によりますと、店には「なぜこんな時期に営業しているのか、非常識だ」
「今すぐ店を閉めろ」などといった電話がかかってくるということです。

この幹部は「いまの状況などを考えると休業した方がよいのは分かるが、経営のことを考えると続けるしかない」と話しています。

また、休業要請に応じたパチンコチェーン店の運営会社幹部は「パチンコ店の場合、
飲食店のようにテイクアウトのようなことができず、店を開ける以外に収入を得る手段がない。

うちは休業してもまだぎりぎりやっていけるが規模の小さい店は休業すれば店をたたむしかないので続けるところはあるだろう。
事業の規模に対して休業の補償があまりに少なすぎる」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200424/1000047963.html