長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所に停泊するイタリア籍クルーズ船「コスタアトランチカ」の乗員に新型コロナウイルス感染が拡大している問題で、新たに60人近くの感染が確認されたことが25日、関係者への取材で分かった。長崎県が午後にも正式発表する。県などは既に335人を検査し、91人の感染を確認。残る乗員の検査結果の確定を急いでいる。

 最初の感染者が確認された20日時点の乗員は、通訳の日本人1人を含む623人。外国籍の感染者1人が重症で、市内の感染症指定医療機関に入院した。感染者を含む残る622人は船内の個室で待機している。

2020/4/25 10:54 (JST)
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