【Helfen Sie der Regierung】ドイツ航空最大手ルフトハンザ✈1〜3月期の赤字急拡大=手元資金激減で政府の救済仰ぐ


2020.04.24

【フランクフルト時事】ドイツ航空最大手ルフトハンザが23日夕発表した1〜3月期のグループ決算概要によると、売上高は前年同期比18%減の64億ユーロ、調整後EBIT(税・利払い前損益)は赤字が前年同期の3億3600万ユーロから約12億ユーロに急拡大した。

 新型コロナウイルスの影響で航空便の大半を運航停止する中、資産の減損やジェット燃料ヘッジなど増大するコストがこれに加わるため、最終赤字は一段と増える見通しだ。また、こうした危機的状況が打開される状況は当面見込めず、4〜6月期の業績はさらなる悪化を予想する。30日に予定していた1〜3月期決算の正式発表は5月後半に延期された。

 同社によると、現在手元にある流動性資金は約44億ユーロ。しかし、運航再開の目途が立たない一方で、日々発生するコストや運航停止便の返金、債務の返済に直面し、手元資金は数週間以内に激減するという。同社は市場で自力で資金を調達することは不可能として、傘下の航空会社が本拠を置く独、スイス、オーストリアなどの政府に救済を仰ぐ考えで、現在集中的に協議を進めているという。

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