新型コロナウイルスへの対応にあたる内閣官房の職員の感染を受けて、西村経済再生担当大臣が、念のため、在宅勤務をしていることについて、安倍総理大臣は、誰でも感染のリスクがあり、最大限の注意が求められるとしたうえで、国民に対し、改めて外出を控えるよう呼びかけました。

西村経済再生担当大臣は、今月19日に東京都内を視察した際、「新型コロナウイルス感染症対策推進室」の男性職員が同行し、その後、この職員の感染が確認され、内閣官房は、濃厚接触者にはあたらないとしているものの、念のため、在宅勤務を行っています。

これについて、安倍総理大臣は25日夕方、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「やはり、私たちみなに感染のリスクがあり、同時にほかの人たちに対しても感染を拡大してしまうリスクがあることを認識しながら、最大限の注意を払っていくことが求められている。政府としても危機管理に万全を期していきたい」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は国民に対し、「きょうあすは大変いい天気だが、先に説明した『10のポイント』も踏まえ、なるべく外出を控えていただき、みずからを守る行動を取っていただきたいと改めてお願いしたい」と呼びかけました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200425/k10012405711000.html