2016年4月の熊本地震から丸4年。復興の歩みを続けてきた熊本県の飲食業らが、新型コロナウイルスの影響でどん底に突き落とされている。地震で消えたネオンを店主らが歯をくいしばって一つずつ復活させ、繁華街は活気が戻りつつあったが、再び先が見えない闇が被災地を覆っている。

 「本来ならこれからが稼ぎ時だけど、営業時間短縮に協力せざるを得ない」。23日午後8時前、熊本市中心部の繁華街「新市街」の焼き鳥屋「和笑(おしょう)」。店主の松本尚和さん(39)は閑散とした通りを眺めながら、店頭の赤ちょうちんを片付け始めた。

毎日新聞 2020年4月27日 17時17分
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