元衆院議員の金子恵美氏(42)が27日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(月〜金曜後3・30)に出演し、安倍晋三首相の“失言”に苦言を呈した。7日の会見で安倍首相が「例えば最悪の事態になった場合、私が責任を取ればいいというわけではありません」と発言したことに対して、かつて自民党から出馬した金子氏も「じゃあ、誰が責任を取ってくれるんだという話でした」と、視聴者目線で厳しく断じた。
 番組内では米国のトランプ大統領と、ニューヨーク州のクオモ知事の発言を比較する場面があり、クオモ知事の「まだ外出は控えてほしい。責任は全て私にある」と会見した意味などを解説した。これに金子恵美氏は「国のトップと地方の州知事は、日本と重なっている感じがした」として、番組で取り上げたキーワードの『指導力、冷静さ、親しみやすさ』を使って大阪府の吉村洋文知事を例に挙げ、「難しい言葉を使わない。親しみやすさがある。それでいて責任は、クオモ知事と同じように、全部自分が取るという覚悟を感じた」と話した。
 その後、斉藤一美アナウンサーが、安倍首相の7日の発言について「心にグサッと突き刺さって、まだ抜けない」と話したことに金子氏も同調し「じゃあ、誰が責任を取ってくれるんだという話でしたね。国民の生命、財産を守るのが政治であり、行政のトップにいる総理がこの発言では本当に心もとない。覚悟というか、国民の生命を守るメッセージが伝わってきにくいと思う」と非難した。
スポニチアネックス -4月27日(月) 18時29分
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