かねてから、克行氏が秘書にスピード違反や、高速道路で極度に車間距離を詰める「あおり運転」を命じているといった情報が度々寄せられてきた。

 今回「週刊文春」が入手したのは、それを裏付ける決定的な道交法違反の“教唆”音声だ。以前、地元の私設秘書を務めていたA氏が語る。
「克行氏のパワハラは特に車中でひどかった。私は運転手を兼ねた秘書をしていましたが、とにかく、車に乗ると些細なことで一日中怒られます。自分に非がないことを証明するために音声を録りました」

 真冬のある日、県北へ向かう中国自動車道でのこんなやり取りがおさめられている。
 克行氏「もうちょっと速く行って。だいたい100キロくらいでいってよ。(中略)今、何キロ?」
 秘書「108キロです」
 克行氏「100か110の間くらいで。それが一番いいよ」
 秘書「規制は今日、50になってますけど」
 克行氏「ふーん」とつまらなそうに一蹴

 50キロ超の速度違反は違反点数12点で、一発免停だ。この日の気温は路面が凍りかねない氷点下。危険極まりない超過速度の強要である。

 克行氏の事務所に、こうした言動について質問したが、回答はなかった。


https://bunshun.jp/articles/-/37507