仙台市が市立学校の臨時休校を5月末まで再々延長し、6月1日に再開する日程を軸に最終調整していることが29日、分かった。再開時期は他にも選択肢があり、郡和子市長が30日朝に市教委と協議し、同日中に記者会見を開き発表する。

 市幹部によると、市内の新型コロナウイルス感染は小康状態のため、再び感染者が急増しない限り、本格的な学校再開を目指す方針という。再開時期は5月中の案なども浮上しており、緊急事態宣言の延長なども見据えて最終判断する。

 村井嘉浩宮城県知事が提案した「9月入学制」の実現動向も注視しながらの学校再開となる。

 臨時休校の長期化に伴う学習の遅れを取り戻す方策も併せて検討中。佐々木洋教育長はこれまでの取材に「各学校の判断だが、授業時間を確保するには、夏休みの短縮も検討しなければならない」と話した。

 市立学校は当初、4月8日(あきう幼稚園は9日)に例年通り新学期を迎える予定だったが、市内の感染拡大を踏まえ、市は6日、小中高校と中等教育学校の臨時休校を15日まで1週間延長した。

 だが、12日に市内の小学生の感染が確認され、市は13日に臨時休校を5月6日まで再延長した。4月15、16日に実施する方針だった始業式と入学式は、郡市長が14日夜、5月7日以降に延期すると発表した。

 あきう幼稚園と鶴谷特別支援学校も県の休業要請を受け、4月25日から5月6日まで臨時休校とした。

ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200430-00000001-khks-pol