東京電力は29日、福島第1原発1、2号機共通排気筒の上半分の切断作業を
終えた。地震による倒壊リスクを減らすため、昨年8月から9カ月間をかけて
120メートルの排気筒を半分の高さにした。

29日は23に分けた排気筒の最後のブロックを専用装置で輪切りにし、
クレーンで慎重に地面に下ろした。

 排気筒は原発事故時、放射性物質を含む蒸気を外部に放出するベントの際に使用された。近接する原子炉建屋とともに、事故を象徴する構造物として
残った。

 排気筒の下側59メートルは耐震性に問題がないとして当面残し、優先度の高い他の工程を進める。

ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200430-00000005-khks-soci