統一の前に金正恩死去

 週刊少年ジャンプ(集英社)の大人気漫画でアニメ化もされた『鬼滅の刃(きめつのやいば)』が、韓国で盗作騒動に巻き込まれている。
韓国のモバイルゲームが、タイトルからキャラクターまでうり二つだったのだ。さすがに言い逃れできず、サービス終了となったが、なぜこのような作品が誕生してしまうのか。

 『鬼滅の刃』は大正時代が舞台で、家族を鬼に殺された主人公が、生き残ったものの鬼となった妹を人間に戻そうと旅に出るという物語。

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏が2016年2月に少年ジャンプで連載を開始し、単行本はシリーズ累計4000万部を突破した超人気作で、アニメ化もされている。外出自粛でお世話になっている人も多いのではないか。

 一方、韓国のゲーム専門メディアに盗作の疑いを指摘されたアクションRPGのタイトルは『鬼殺の剣』とそのまんま。
24日にグーグルプレイストアで配信されたが、家族を奪われた主人公がモンスターを探し、世界を救うというストーリーだ。
さらに酷似しているのは作画で、額に傷がある主人公が和服姿だったり、刀を持つ様子までそっくりなのだ。「NO JAPAN」じゃなかったのか。

 ゲームを開発した企業、テンナインは、世界観とデザインが似ていることを認め、「ゲーム開発の未熟さにより多くの方に不便をかけた」と釈明、アプリ内課金の停止・返金や、サービス停止に追い込まれたが、盗作疑惑は否定した。

 韓国情勢に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「またかという気持ちで、よくあることだ。ゲームに限らず、お菓子のパッケージも話題になった」と話した上で次のように指摘する。

 「意図的にまねをしているにもかかわらず、絶対に認めない。2018年12月の『レーダー照射問題』で同じようなことが起きたが、疑惑が持ち上がって、もし議論の場面がきても『納得のいく説明がなかった』と言い張るのが韓国のスタイルだ」と指摘した。

 問題のゲームに対して、集英社は「『鬼滅の刃』に関する著作権侵害の情報は多数寄せられており、悪質なものを中心に随時対応しておりますが、個別の案件についてはお答えできません。
弊社は、著者が心血を注いで作り上げた作品を守るという出版社の役割を果たすため、最大限の努力を継続してまいります」と回答した。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200430/for2004300007-n1.html

https://gogotsu.com/wp-content/uploads/2020/04/kisatsu01.jpg