https://mainichi.jp/articles/20200502/ddm/003/040/054000c


新型コロナ 専門家会議、提言 遅い感染減「長丁場」 「新しい生活様式」促す
毎日新聞 2020年5月2日 東京朝刊


 新型コロナウイルス感染症の対策を検討する政府専門家会議が1日、今後の感染抑制に向けた提言を示した。提言は、現時点ではオーバーシュート(爆発的な患者急増)を逃れ、新規感染者数は減少に転じているとして一定の成果を強調した。一方で、この感染症への対応は「長丁場」を覚悟すべきだと訴え、感染防止のための「新しい生活様式」を定着させるよう促している。
 緊急事態宣言の期限の6日を目前に控えた1日、新型コロナウイルスの政府専門家会議は、国内の感染状況について「オーバーシュートを免れ、新規感染者数は減少傾向に転じている」と一定程度評価した。だが、尾身茂副座長(地域医療機能推進機構理事長)は会議終了後の記者会見で「地域で感染が再燃すれば、医療提供体制への更なる負荷がかかる。当面、この枠組みは維持することが望ましい」と述べ、接触削減を続ける必要性を強調…
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