https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200503-00037622-bunshun-soci


新型コロナウイルスの感染拡大による不要不急の外出自粛により、世界的にゲームの需要が高まっている。
任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」専用ソフト「あつまれ どうぶつの森」が世界中で大ヒットし、発売1カ月で500万本を売り上げた。
日本では「Nintendo Switch」、「あつまれ どうぶつの森」ともに在庫が不足し、プレミア価格で転売されている。

「Nintendo Switchやどうぶつの森を求め、外出自粛中でも家電量販店には人が殺到し、100人以上の行列もできていました。これらは転売されることがほとんどなんです。しかし、日本国内では定価より2万円弱高いプレミア価格で買う人は少なく、その価格で買うのはほとんどが中国人。それらを自国に持ち帰り売っているのです」(中国に向け転売をする“転売ヤー”)

出会い目的で使用する人も「街とかのナンパより簡単」
香港では政治活動にも利用された大人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」だが、日本では出会いやお金稼ぎに利用する人物がいる。

どうぶつの森を利用し様々な女性と出会いを重ねている男性A氏は、「街とかのナンパより簡単だと思いますよ」とその手口を話した。

「基本的にどうぶつの森内のアイテム交換などをSNSで求めている子に(ナンパに)行くので、100%コミュニケーションが取れるんです。だから、街とかのナンパでネックになる“入り”の部分がないのでスムーズなんです。

手法としてはTwitterを使います。検索から“あつ森 交換”と調べると、ネット通信でアイテムなどを交換希望している人たちが出てきます。その中の女の子たちに『〇〇持っています!』などとリプライやダイレクトメッセージ(DM)をすると、ほぼ100%で返信が来るのでそのまま通信をして普通に遊ぶ。あとは雰囲気を見てその場で仲良くなれそうなら雑談を始めます。

さっぱりしている子は、1度目の交換は『ありがとうございました!』とすぐに終え、翌日などにこちらから『〇〇持っていますか?』などと絡みに行きます。それを繰り返すことで、あつ森のことを話せる仲になり、気軽にTwitterでのやりとりやゲーム内で話す環境ができるんです」

「共通点があるので会話も盛り上がります」
いわゆる“ゲーム友達”になれれば、あとは普通のコミュニケーションと変わらないという。

「“同じゲームにハマっている”という共通点が大きく、会話にも困らないし盛り上がります。僕はとにかく頻繁にTwitterのDMでやりとりをして、警戒心がなくなるように意識しています。そのDMの中に『LINEの方がやりとり楽なのでLINE交換しませんか?』や『ゲーム中、何人かでグループチャットしましょう』と連絡先を交換する方向に持っていきます。そこまで行けば、あとはゲームする回数や時間を重ねるだけですね。

その後は、2人でチャットしたりする中で『今度ご飯でも食べましょう!』と誘い、会う約束を取り付けます。会ってからは自分次第になってしまいますが、ゲームを一緒にしたりなど時間をかけた分、仲良くなりやすい気がしますね」

(つづく)