安倍晋三首相が4日、新型コロナウイルスに関する政府対策本部で、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の5月末までの延長を正式発表した際、「可能であると判断すれば、“任期満了”を待つことなく緊急事態を解除したい」と言い間違える一幕があった。

 首相は2021年9月に自民党総裁の任期満了、21年10月には衆院議員の任期満了を迎える。政界では任期満了前の衆院解散の時期や党規約改正による総裁4選の可能性が常に耳目を集めており、「頭の片隅にもない」とけむに巻くことも多い安倍首相だが、今回は延長期間“満了”前の緊急事態宣言解除の可能性をはっきりと語った。

毎日新聞 2020年5月4日 18時51分(最終更新 5月4日 18時59分)
https://mainichi.jp/articles/20200504/k00/00m/010/115000c