宣言延長 関西の人たちは

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20200504/2000029282.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

緊急事態宣言が今月末まで延長されることについて、関西各地で一刻も早い収束を願う声などが聞かれました。

【大阪の商店街では】
190余りの店が並ぶ大阪・旭区の千林商店街にある居酒屋「炭火焼鳥・匠」は、
緊急事態宣言が出されたあと店内での飲食営業をやめ、弁当のテイクアウト販売を始めましたが、
売り上げは半分程度に減少しました。
宣言の延長についてオーナーの豊田匠さんは、「従業員の給与などの工面に一番困っています。
あと1か月、どうにか乗り切るためにも融資をスピーディーにしてほしいです。
常連と会いたいので一刻も早く収束することを願っています」と話していました。

また、たこ焼き店「蛸二郎」の飯塚智二郎店長は「いろいろなことがありすぎて対応するのが大変です。
本当に早く落ち着いて欲しい。家賃や商店街費など払わないといけない費用もあるので、
先行きが見えないのは本当に不安です」と話していました。

一方、子どもと買い物に訪れた20代の母親は、「感染の拡大が収まっているようにも思えないので、
延長は当然だと思います。ただ、子どもを遊びに連れて行けないので、正直、しんどいです」と話していました。

【神戸市の公園では】
神戸市灘区の公園に来ていた親子連れなどに話を聞きました。
このうち息子と遊びに来ていた40代の男性は「宣言の延長はしかたない。
引き続き警戒するしかないと思います」と話していました。

0歳の赤ちゃんを連れた40代の父親は、「外出もできないし、我慢する面も多いですが、
在宅勤務になって子どもと過ごせる時間が増えたので嬉しいこともあります」と話していました。

また、大学4年生の女子学生は「陸上部に入っていますが、最後の夏の大会が中止になってしまい
部活の同期に会うこともできなくてさみしいです。教職を目指しているが、
教員採用試験も予定通り行われるのか分からず不安です」と話していました。

【京都の観光地では】
京都を代表する観光地の1つ、伏見稲荷大社周辺は参道を歩く人もまばらで、
多くの店がシャッターを閉め、休業の張り紙を掲示しています。
参道にある神具などの販売店の経営者、南了仁さんは「感染が収まっていない以上、
宣言の延長は致し方ないと思いますが、店の売り上げは激減していて従業員の生活のためにも
早く解除してほしいのが本心です。日々の売り上げに生活がかかっているので、
国や行政にはわかりやすく早い補助をお願いしたい」と話していました。

また、営業を続ける和食店の大藪善友さんは「長く苦しいこの状態が、いつまで続くのかわからないのが不安です。
なんとか5月中に収まって参道にも元の賑わいが戻ってほしい」と話していました。

05/04 19:16