大阪府の吉村洋文知事が6日、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に生出演した。
吉村知事は、5日の新型コロナウイルス対策本部会議で決定した、PCR検査で判明した
陽性者の割合や、感染者向けの病床使用率など3項目で目標値を設定し、1週間連続で
達成することを条件とする、府民への外出自粛要請や休業要請を段階的に解除するための
独自基準「大阪モデル」について「まず医療崩壊を防ぐことをテーマにしました。そのために、
客観的に表せる数値を作りました」説明した。

 大阪府では15日に解除判断をすると発表。「自粛延長はだらだらするべきじゃない。
6日まで頑張った結果が発表されるのが15日。そこで抑えられていれば、恐れながらも
徐々に解除していくというのが考え方」と話した。一方で、政府が前日の14日に途中判断を
発表をすることについて「知らなかったです。14日の判断はビックリしましたが、いいことだと思います」
と歓迎した。

 休業解除する業種については「遊興施設でクラスターが発生したところは解除できない」
と、引き続き夜の接待を伴う飲食店とライブハウスは休業を要請するとしたが、それ以外は「経済は命に直結する」
と段階的な解除を明言した。それに伴い、他府県から人を呼び込む可能性もあるが「特定警戒都道府県の京都府、
兵庫県の知事とは事前に協議して調整したい。医療体制は医療崩壊を防ぐ基準の設定なので大丈夫です」と話した。
さらに、休業要請によって仕事をなくした人を一時的に大阪府が非常勤職員として採用することも明かし「今詰めている
ところですが、7、8日に発表したい。非常勤職員をできるだけ多く採用したい。仕事は郵便の仕分け作業。
仕事をしてもらえれば対価を払える。今の非常勤職員の枠を拡大して採用します」と話した。

 また、教育現場については学校を11日から5月末までを休校扱いとし、週に1、2日の2〜3時間の臨時登校を発表。
「授業をするわけではない。感染対策をしっかりして、子どもたちの心身のケアといった勉強以外のことが大事」と話した。

ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200506-05060089-sph-soci