【ニューヨーク=小林泰明】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが5日発表した2020年1〜3月期決算は、最終利益が前年同期比92%減の4億6000万ドル(約490億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各地でテーマパークを閉鎖したことが響いた。

 3月中旬までに米国や欧州、アジアで相次いでテーマパークを閉鎖したことで、テーマパーク部門の売上高は10%減の55億4300万ドル、営業利益は58%減の6億3900万ドルと大きく落ち込んだ。感染拡大による影響で映画館も閉鎖され、映画配給などの収益も打撃を受けた。

 一方、昨年11月に始めた動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」が順調に会員数を伸ばし、関連部門の売上高は約3・6倍の41億2300万ドルと大幅に増えた。ディズニー+は4月上旬に会員数が5000万を突破し、年内に日本でも開始する方針を打ち出している。


ソース(2020/05/07 10:49)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200507-OYT1T50011/