ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官はホワイトハウスがインスタグラムやツイッター上で米国と英国がナチス・ドイツに勝利したという趣旨の投稿を行った点について抗議した。

先にホワイトハウスは米国と英国がナチス・ドイツに勝利したという内容の投稿をインスタグラムとツイッター上で行ったものの、投稿の中にソ連に関する言及はなかった。

ホワイトハウスが行った投稿には、「1945年5月8日、米国と英国はナチスに勝利した! アメリカン・スピリットは常に勝つ」と記されている。

ホワイトハウスの投稿を受けてザハロワ報道官はフェイスブック上で抗議した。ザハロワ報道官によれば、こうした投稿でホワイトハウスはソ連軍と米軍が平和を願った「エルベの誓い」から75年に寄せて両国が共同発表した宣言の効果を貶めている。

ロシア側は「エルベの誓い」を土台としているものの、ホワイトハウスのツイートには米国と英国の姿しかなく、「情報操作、常識への唾棄、歴史の書き換え」に相当するとした。

さらに「自由主義世界のリーダー」、「民主主義の守護者」、「フェイクニュースとの飽くなき闘士」を自負する国家の政府がこうした見解を発表することには反論せざるを得ないとザハロワ報道官は記した。

2020年05月10日 11:46
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