パドレ島国立海岸(テキサス)

 海浜公園関係者は『ブルードラゴン』について
「空を飛び、ファイアーブレスを吐く幻獣とは異なり、その名が示すところは稀少であるという意味なんです」

 ハンター‪=‬レインは七歳の子供で、両親とともに、この海浜公園にバカンスに訪れていたという。
 レインの父親トレイ‪=‬レインさんは
「あの子は海の生き物が大好きで、ギンカクラゲという生き物を捕まえようとしていたんだ。レインは海遊び用のおもちゃ、バケツとかシャベルとか、の中にクラゲを入れた後、私に告げたんだ。パパ!新種がいる!ってね」

『ブルードラゴン』もしくは「アオミノウミウシ」は、3センチほどの小さなウミウシ。大西洋、太平洋、インド洋に分布して棲息している。
 本物のドラゴンほど大きいわけではないが、海岸での存在感は言葉通り強烈で、なんとブルードラゴンはカツオノエボシを食べるのだ、あの猛毒クラゲを。

「ですから、ブルードラゴンを見かけた時は、不思議な生き物だと思うでしょうけれども、距離を取ってください」
と、公園職員は忠告する。


Leah Asmelash May 9, 2020

CNN
https://edition.cnn.com/2020/05/09/us/blue-dragon-padre-island-national-seashore-trnd/index.html
写真
https://cdn.cnn.com/cnnnext/dam/assets/200509163323-blue-dragon-padre-island-national-seashore-trnd-large-169.jpg