名古屋大は11日、高いウイルス除去効果があり再使用が可能なマスクを、三井化学(東京都)などとともに開発すると発表した。3Dプリンターで作った本体に、使い捨ての不織布フィルターを組み込んで使う。今秋までの一般販売を目指す。

 名古屋大によると、一般に再使用されている布マスクは、不織布より網目が大きく、ウイルス除去効果が低い。不織布は網目が小さいものの、不足している上、ごみも問題になっているという。堀克敏教授(生物工学)は「効果の高い再使用可能なマスクが必要だ」と話している。

 3Dプリンターで樹脂製の本体を作り、口と鼻の部分に三井化学が製造する不織布をあてる。

共同通信 / 2020年5月11日 19時27分
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