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「生活に困っているのですぐ給付金が欲しい」―。新型コロナウイルス対応で全国民に給付される
「特別定額給付金」の手続きで松戸市役所を訪れ、望みがかなわず刃物を示したとして、松戸署は13日、
銃刀法違反(刃物携帯)の疑いで松戸市常盤平陣屋前、自称無職、大谷剛容疑者(39)を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は13日午前9時15分ごろ、正当な理由がないのに松戸市役所の7階フロアで文化包丁1本
(刃渡り約16センチ)とカッターナイフ1本(刃渡り約8・4センチ)を携帯した疑い。容疑を認めている。

同署や同市によると、13日朝、国の特別定額給付金の事務を行う担当室に大谷容疑者が訪れ、
職員と給付金申請についてやり取りした。「生活に困っているのですぐ給付金が欲しい」と話す容疑者に対し、
職員は「申請が続々と来ているので(審査などの手続きが済むまで)待ってほしい」と伝えた。

これに対し大谷容疑者は「今すぐもらえないなら死んでやる」と話しバッグの中からナイフを取り出した。
職員の110通報を受けた同署員が容疑者のバッグの中から文化包丁とナイフを見つけた。