[北京 13日 ロイター] - 中国政府は13日、フランスに対し、台湾に武器を売却しないよう警告した。台湾は、30年前にフランスから導入したラファイエット級フリゲート艦のミサイル妨害システムを改修する方針を示している。

台湾が保有している武器のほとんどは米国製だが、フランスは1991年にフリーゲート艦6隻を売却し、中国の怒りを買った。さらに1992年にはミラージュ戦闘機60機も台湾に売却した。

台湾は4月、フリーゲート艦のミサイル妨害システムを刷新するためにフランスから装備を購入する予定であることを明らかにした。

中国外務省の趙立堅報道官は定例会見で、中国は台湾へのいかなる武器売却にも断固として反対すると表明。「フランスには既に深刻な懸念を伝えた」と述べた。

さらに「フランス側には『一つの中国』原則を順守し、中仏関係を悪化させないために台湾への武器売却計画を撤回するよう要求する」と述べた。

ワールド2020年5月13日 / 19:59 / 22分前更新
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