【ニューヨーク共同】米百貨店大手ＪＣペニーは１５日、連邦破産法１１条（日本の民事再生法に相当）の適用を裁判所に申請し、経営破綻した。米メディアが伝えた。かねて業績不振で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う営業停止が追い打ちとなった。新型コロナによる米百貨店の破綻は、ニーマン・マーカスに続き２例目。

　米メディアによると、ＪＣペニーは近年、インターネット通販に客を奪われ、採算が悪化。中間層の家族向けの百貨店として再建しようとしたが、コロナ禍に直面した。

　ＪＣペニーは１９０２年、西部ワイオミング州に１号店をオープン。従業員は８万５千人程度に上るという。

2020.05.16
https://www.daily.co.jp/society/main/2020/05/16/0013346937.shtml