緊急事態宣言が解除されて初めての週末を迎えた鳥取砂丘では、先月から休業していた土産物店の営業が一部で再開しましたが、観光客の姿はまばらで閑散としていました。

鳥取市の鳥取砂丘は、人が集まるのを防ぐため、周辺の土産物店のほとんどが大型連休前から臨時休業していましたが、県内の感染状況が落ち着いていることから、一部の土産物店の営業が再開されました。

しかし16日は訪れる人はほとんどおらず、砂丘は閑散としていました。


土産物店では感染を防止するため、レジのカウンターに透明のシートを張ったり、営業時間を短縮したりしているほか、施設内の飲食店は当面休業を続けるということです。

観光案内などを行う「鳥取砂丘ビジターセンター」も、カウンターにアクリル板を設置して窓口の営業を再開しました。

鳥取大砂丘観光協会では、砂丘を訪れる際はマスクをつけたり距離を保って歩いたりするなど、感染防止の対策をとってほしいと呼びかけています。

鳥取大砂丘観光協会の山根弘司会長は「人が多く訪れる大型連休に休業したことで、感染の防止に貢献できたと感じている。緊急事態宣言は解除されたが不安はあるので、感染防止を徹底したうえでお客さんを迎えていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200516/k10012433191000.html
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