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スポーツ報知

千葉市の熊谷俊人市長、黒川検事長の「賭けマージャン疑惑」で見解…「検察幹部として不適切」「政権は責任を感じるべき」
熊谷俊人千葉市長
 千葉市の熊谷俊人市長が21日、自身のツイッターを更新。週刊文春に緊急事態宣言下の今月、東京都内の知人の産経新聞記者宅で、朝日新聞の元検察担当記者を交えた計4人で賭けマージャンをした疑いがあることを報じられた東京高検の黒川弘務検事長(63)が辞任の意向を固めた問題で、自らの見解を明かした。

 熊谷氏は「黒川氏の件、私が強調したいのは『報道機関は番記者制度を見直さないのですか?』という点。財務省事務次官のセクハラ問題でも提起しましたが、取材先と個人的関係を作り情報を引き出す報道機関、恣意的にリーク等することで報道をコントロールする政治・行政の不適切な慣行をいい加減見直しましょう」とツイートした。

 さらに「今回の件、報道機関は一緒に麻雀をしていた記者を普段であれば『検察幹部に食い込んだ』として評価していたはずです。調査取材をせず、取材源と親しくなることで数日早く情報を貰ってスクープだとして喜び・内部評価するこの慣行は結局は政治・行政にとって都合が良いのです」と指摘した。

 続けて「私は自らが有する情報は市民から預かった情報と受け止め、決してリーク等はしません。就任当初は携帯番号を聞きたがる記者が多かったですが、私の報道姿勢が知られたのか、今は聞く記者はいません。取り調べ情報が毎日新聞に出るのも本来おかしいのです。ゴーン事件でもその部分は改善されていません」とツイートした。

 さらに連続ツイートし「そういう意味で黒川氏は検察幹部として不適切ですし、この黒川氏の素行を知った上で出世させてきた法務省、さらには異例の定年延長をした政権は責任を感じるべきでしょう。懲戒処分もので、起訴するかどうかも含め、国民は見ています」とつづっていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200521-05210095-sph-soci