“暖冬”で育ちすぎ…野菜を農家が自ら廃棄 2/3
暖冬だった影響で白菜が大きく育ちすぎて丹精込めて育てた野菜を廃棄しなければならない状況になっている。

畑にはトラクターで踏みつぶされ粉砕されていくたくさんの白菜が。
丹精こめて育てた白菜を自らの手で廃棄するこの作業に、農家の表情も心なしか悲しげにうつる。
白菜農家、楠野勝幸さん「(出荷にかかる)資材代にもならない。もう泣きたいですね。豊作貧乏です」

大きな白菜を詰める段ボールのコストを考えると、利益が全く見込めず。
どうせ捨てるくらいならと直売所で大安売りをしているものの売り切ることができず、やむなく廃棄処分している。

暖冬の影響は煮物などに重宝され、おでんだねの中でも圧倒的な人気を誇る「大根」にも。

鍋もの需要が伸び悩み本来なら出荷できる大根までも、供給過多で出荷することができず。
畑にある大根の4分の1ほどを捨てざるをえない状況だという。

そのため食べれば十分においしい大根を車へと積み込み、本来なら野菜の残りカスなどを飼料へとかえるバイオマスセンターに搬入。
市内の100を超える農家から、こうした大根が連日運び込まれているという。
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